オーストラリアビザ申請要件
対象となる国籍を持つ渡航者がオンライン申請する場合オーストラリアビザ申請要件を満たしている必要があります。ニュージーランドのパスポート保持者は、オーストラリアへビザなしで入国できますが、それ以外の外国籍の方は、オーストラリア渡航前に必ず査証(ビザ)が必要になります。対象となる、ヨーロッパからの渡航者はeVisitorを申請し、その他日本を含む36カ国から訪問する場合はオーストラリアETA(イータス)を申請しましょう。
オーストラリアビザの申請はこちらからオーストラリアへの旅行時に必要な書類
オーストラリアの入国要件は、すべての外国国籍の方が、オーストラリアに到着後少なくとも3か月間有効な対象国のパスポートを所持することを義務付けています。
必要とされるオーストラリアのビザの種類は、申請者の国籍、滞在期間と目的によって異なります。オーストラリアのビザをオンラインで申請する場合(ETA(イータ)またはeVisitorのいずれか)、旅行者は観光目的またはビジネス目的においてのみオーストラリアを訪問することができます。
オーストラリアのオンラインビザはオーストラリアに90日(3か月)まで連続滞在でき、複数回の入国が認められ、発行日から合計で12か月間有効です。オーストラリアに長期滞在したり、留学、勤務したり、国内に居住したりする場合は、別の種類のオーストラリアビザを申請する必要があります。
オーストラリアとの二重国籍の場合、オーストラリアのビザは必要ですか?
オーストラリアとの二重国籍を保有するビザ申請者は、パスポートの種類によっては、オーストラリアのビザを必要とする場合があります。
オーストラリア以外の国籍を問わず、オーストラリアにビザなしで旅行できるパスポートを持っていれば、そのパスポートを使用して、ビザなしで旅行することができます。
ただし、オーストラリアのビザが必要な国のパスポートで旅行する場合は、該当する種類のビザを取得する必要があります。オーストラリアの場合、オンラインビザ申請フォームを利用してビザを取得できます。
オーストラリアに到着したら、必ず正しいパスポートを出入国管理地点で提示してください。
オーストラリアのビザ申請フォームに記載できるパスポートは旅行者1名につき1通のみであり、また、フライト購入時にも1通のみとなります。
ただし、オーストラリアとの二重国籍を持つ旅行者は、出入国の際に、出入国管理地点または乗船時に両者の提示を必要とする場合は、両方のパスポートを携帯することが推奨されます。
クルーズ船の乗客はオーストラリアビザが必要ですか?
オーストラリアへのクルーズに参加する外国国籍の乗船者は、出発前に適切なオーストラリアビザまたは渡航許可を申請する必要があります。申請しなかった場合、乗船を拒否されます。唯一の例外は、ニュージーランド国籍の方です。
幸いなことに、観光目的でオーストラリア滞在の短期ビザを取得するプロセスは、一般的に簡単です。旅行者の大多数は、世界中のどこからでもオーストラリアのeVisitorやETA(イータ)をオンラインで申請できます。
また、上陸することなくオーストラリア領海を旅行する場合であっても、オーストラリアを出国する時点で少なくとも6か月間有効なパスポートが必要です。
個人情報の必要条件
オーストラリアのオンラインビザの必須条件の一環として、申請者は個人情報およびパスポート情報ページからすべてのデータを入力することが求められます。
住所や電話番号などの連絡先の詳細が必要となり、犯罪歴や健康上の情報など、セキュリティに関する質問に回答する必要があります。
オーストラリアビザを申請する際のその他の必須条件には、以下のものがあります。
- ビザ費用を支払うための有効なデビットカードまたはクレジットカード
- オーストラリアビザをEメールで受け取るための使用しているEメールアドレスの提供
ビザ申請の遅延や拒否を回避するためには、提供されたすべてのデータを再確認することが重要です。
オーストラリアビザの対象国
eVisitorまたはオーストラリアETA(イータ)ビザをオンラインで申請できる対象国は、45か国あります。他のすべての国籍の方は、ソマリア国籍の方をのぞき、個人でオーストラリア訪問ビザを申請できます。
パスポート所持者で、以下の国籍の方はオーストラリアETA(イータ)をオンラインで申請できます。
- アメリカ合衆国
- カナダ
- ブルネイ
- 香港
- 日本
- マレーシア
- シンガポール
- 韓国
オーストラリアeVisitorをオンラインで申請できる国籍の方は、以下の通りです。
- アンドラ公国
- オーストリア
- ベルギー
- ブルガリア
- クロアチア
- キプロス
- チェコ共和国
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- ラトビア
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- モナコ
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- サンマリノ共和国
- スロバキア共和国
- スロベニア
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 英国 - イギリス国民
- バチカン市国
オーストラリアへの旅行では、バイオメトリクス(生体情報)を提供する必要がありますか?
特定の種類のオーストラリアビザを申請するか、特定の国からオーストラリアに訪問するビザ申請者は、バイオメトリクススクリーニングプログラムに参加する必要がある場合があります。
すべての外国国籍の旅行客が同じ情報を求められるわけではなく、たとえば、写真や指紋の撮影を依頼される人もいれば、2つのうち1つだけを提供しなければならない人もいます。
バイオメトリクス(生体情報)とは?
バイオメトリクスとは、個人に関する固有の身体データです。個人を識別するためにバイオメトリクスとして最も良く使用される特徴は、次のとおりです。
- 指紋
- 顔の構造
- 虹彩(眼の一部)
- 声
誰がバイオメトリクス情報を提供する必要がありますか?
次の種類のビザを申請する方は、バイオメトリクス情報を提供しなければなりません。
- 400 – 一時就労(短期滞在専門家)
- 403 – 一時就労(国際関係)*
- 408 – 一時的な活動**
- 417 – ワーキングホリデー
- 457 – ビジネス(長期)
- 462 – 仕事と休暇
- 482 – 一時的な技能雇用
- 491 - 技能雇用
- 494 - 技能雇用(雇用主による支援)
- 600 – 訪問ビザ
- 602 – 治療
- 771 – トランジット
- 200 – 難民
- 201 – 国内特別人道
- 202 – グローバル特別人道
- 203 – 緊急時レスキュー
- 204 – リスクのある女性
- 785 – 一時保護
- 790 – セーフ・ヘイブン・エンタープライズ
- 866 – 保護
- 家族ビザ
- 学生ビザ
* 政府協定、外国政府、国内労働者(外交/領事)、特権と免除の流れ。
** 招待参加、オーストラリア政府推奨のイベント、交流、スポーツ、宗教者、家事労働者(幹部)、研究活動タイプ。
バイオメトリクスプログラムの免除
以下の個人は、データの収集を免除されます。
- 主権者、国家元首、政府首脳とその家族
- 公用中の閣僚およびその家族
- 公用出張中の政府および政府間機関の職員
- 外交官
- 特定目的ビザ保有者
未成年者は年齢に関係なく写真を撮られます。ただし、5歳未満のお子さんは指紋をとられることはありません。申請者が16歳未満の場合、データ収集時に後見人が同伴していなければなりません。
オーストラリア当局がどのようにバイオメトリクス情報を使用するか
外国国籍の方に関する事項については、オーストラリア当局は、移民法およびプライバシー法の要件に従い、安全なデータベースにバイオメトリクス情報(通常、顔の写真と指紋)を収集し、保管します。これは、以下の目的で行われます。
- 不正行為から外国国籍の方の身元を守る
- オーストラリアの国教と人々を安全に保つ
- 旅行者の安全を確保する
入国管理局および外交官が収集した情報は、オーストラリアおよび国際機関が保管している情報と照合して、訪問者の身元、犯罪歴、および/または保護状況を確認する場合があります。
オーストラリアへの旅行者の健康上の必須条件
オーストラリアの入国要件では、ビザが許可される前に、申請者が特定の健康条件を満たしていることが求められています。主な条件は、以下に該当する疾患または症状がないことです。
- オーストラリア社会にとって公衆衛生上の脅威または危険である。
- 多額の医療費**または社会奉仕費**が発生する。
- オーストラリア国民や永住権保持者が利用できなくなる医療やサービスを要求する。
オーストラリアビザの健康上の必須条件を満たすために、申請者はオーストラリア連邦の保健所員(MOC)が評価する健康診断を受ける必要があります。重大な健康状態を有する方、特に申請者が次の事項に該当する場合は、陸上の医療従事者との進捗状況をモニタリングするために、オーストラリアの健康保証同意書(health undertaking agreement)に署名する必要があります。
- オーストラリア国外で健康診断を受けた。
- オーストラリアに保護ビザを申請している。
- 活動性結核を発症するリスクが高い。
- 結核、HIV、B型肝炎、C型肝炎、ハンセン病などの重大な健康状態にある。
ビザの種類によっては、申請者の家族がオーストラリアに移住していない場合でも、オーストラリアの入国要件を満たさなければならない場合があります。
人物審査の条件
オーストラリアに入国するための人物審査の条件を満たすことも、オーストラリアビザの必須条件を満たす上で重要な要素です。申請者に実質的な犯罪歴がなく、一般的な行動が良好であるとの報告があれば、オーストラリアのビザが許可されます。
ただし、申請者が犯罪行為に従事すると思われるリスクがある場合、申請者はオーストラリアの入国要件を満たしません。申請者は、次の事項を証明しなければなりません。
- 他人への嫌がらせ、痴漢、脅迫、ストーカー行為を行う意図がないこと。
- オーストラリア社会の不和を引き起こしたり、一部の人を中傷する意図がないこと。
- オーストラリア社会に危険を及ぼす行為を行わないこと。
ビザの申請後、旅行者は、人物審査を行うために、以下を含む追加情報を提供するよう求められることがあります。
- 申請者が所在したすべての国の警察証明(「無犯罪証明書」とも呼ばれます)。
- 良好な行動を示す雇用主からの書簡。
- 本人に関する法定申告書を記入したもの。
- 軍人勤務中に犯罪がなかったことを証明する軍人証明書。これは、いずれかの軍隊で12ヶ月以上勤務した方にのみ適用され、申請者の指揮官からの書簡でもかまいません。
オーストラリアへの入港:オーストラリアの入国港
上記のオーストラリアビザおよび移民政策は、クルーズ、ヨット、または遊覧船でオーストラリアを訪問するか否かを問わず、すべての外国国籍の旅客に適用されます。同様に、オーストラリアのすべての入国港に到着するボートに乗った旅客にも同じ規則が適用されます。
以下は、オーストラリアの州別入国港の一覧です。
- ニューサウスウェールズ州:コフズ・ハーバー、イーデン、ロード・ハウ島、ニューカッスル、ノーフォーク島、ポートケンブラ/ウロンゴン、シドニー
- ノーザン・テリトリー:ダーウィン、ゴヴ
- クイーンズランド州:ブリスベン、バンダバーグ、ケアンズ、グラッドストーン、マッカイ、サウスポート(ゴールドコースト)、木曜島、タウンズビル、ウェイパ
- 南オーストラリア州:ポートアデレイド、ポートリンカーン
- タスマニア州:バーニー、デボンポート、ホバート、ローンセストン
- ビクトリア州:ジーロング、メルボルン、ポートランド、ウェスタンポート
- 西オーストラリア州: オールバニー、ブルーム、バンバリー、カーナーボン、ダンピア、エスペランス、フリマントル、ジェラルトン、ポートヘッドランド