オーストラリアの学生ビザ

オーストラリアは、経済力がありユニークな文化的多様性、そして自然の美しさを合わせ持つ豊かな国として知られています。また、人気の留学先としてもよく選ばれている国です。オーストラリアには、学力が高く革新的な学校がいくつもあります。オーストラリアへの留学を考えている人のほとんどが、学生ビザを取得する必要があります。

オーストラリア留学に学生ビザは必要ですか?

オーストラリアへ訪問を希望するすべての非オーストラリアパスポート所持者は、ビザまたは別の種類の入国許可証を取得して入国する必要があります。

オーストラリアETA(イータス)は、オーストラリアへの短期滞在の為のオンライン渡航許可で取得まで最も速く、簡単に取得できます。オーストラリアオンライン観光ビザで滞在できる期間はは連続3ヶ月で、発行日から12ヶ月の有効期限があります。オーストラリアETA(イータス)は複数回の入国が可能なビザです。

オーストラリアETA(イータス)は3ヶ月までの滞在が認められていますが、オーストラリアへの留学を希望する人は、大使館や領事館を通じて学生ビザを取得する必要があります。オーストラリアの学生ビザを取得するためには、申請者が従わなければならないいくつかのステップと要件があります。

オーストラリア学生ビザの仕組み

オーストラリアの学生ビザは、資格のある外国人が留学目的でオーストラリアに入国することを許可するものです。このビザは、留学期間に合わせて最長5年間有効です。

オーストラリアの学生ビザを持っている人は、以下のことが可能になります

  • 資格のあるコースへの参加
  • オーストラリアに家族を連れてくる
  • 国内旅行と海外旅行
  • 授業開始後、週最大40時間までの就労

オーストラリアの学生ビザ取得方法

外国籍の方がオーストラリアに留学するためには、オーストラリアの学生ビザを取得する必要があります。ビザを取得するために必要なすべての要件を満たしていることを内務省に証明する必要があります。

  • 留学供述書 (GTE) の提出
  • 経済力に関する要件
  • 英語力に関する要件
  • 健康と性格に関する要件

さらに、オーストラリアの学生ビザ申請書に必要事項を記入し、それぞれのビザ申請料を支払わなければなりません。場合によっては、面接をしなければならないこともあります。

留学供述書(GTE)を取得するにはどうすればいいですか?

2011年11月から留学供述書(GTE)の提出が新たな条件として加わりました。これは、学生ビザ申請者が、留学のみを目的として一時的にオーストラリアに滞在したり、学生を扶養家族(配偶者や子供など)として同行させたり、保護者として同行させたりする意思を証明する供述書です。

内務省は、以下の点を考慮します:

  • 自国での状況
  • オーストラリアで予想される留学状況
  • 申請書に記入したコースを選択した理由
  • これまでの移住歴

留学供述書(GTE)の条件を満たしているかどうかを判断するために、オーストラリア大使館や領事館で面接を受けることになる可能性があります。

オーストラリアの学生ビザ申請書

留学生はオーストラリアの学生ビザをオンラインで申請することができます。これは、すべての留学生が同じ申請方法で申請します。

すべての申請者は、まず、留学先の入学が許可されたことを証明するために、入学許可証(COE)を取得する必要があります。

すべての学校が対象となるわけではありません。学生ビザ申請には、留学先がオーストラリア政府に政府認定校(CRICOS)として認められている必要があります。COEコードとは、学生ビザ申請に必要になる番号で入学許可書に記載されています。

オーストラリア学生ビザの必要条件

申請者は、COEを取得していること、ビザ申請書に必要事項を記入することに加えて、以下のオーストラリアの学生ビザの要件を満たす必要があります:

十分な資金があることの証明。 これらは学校の授業料、渡航費、生活費をカバーするものでなければならない。2018年2月現在、証明すべき最低額は年間15,600米ドルに設定されています。または、配偶者や親が滞在中に学生を資金面で援助する場合、最低でも年間46,000USD以上の収入があるという証明を示すことも可能です。

英語力の証明。 IELTS、TOEFL iBT、Pearson Test of English (PTE)、Cambridge Advanced English (CAE)などが英語力の証明として有効です。

健康に関する必要条件。 学生によっては、健康状態が良好であることを証明するために、健康診断や放射線検査を受けることが求められる場合もあります。

ノルウェーとベルギーを除き、すべての留学生は海外留学生健康保険 (OSCH)に加入しなければなりません。

また、オーストラリアでは人格に関する要件も設けられています。これは、申請者が犯罪経歴証明書の提出をしなければいないことを意味します。

オーストラリア学生ビザの申請方法

オーストラリアへの留学を希望する留学生は、すべての条件を満たし、必要な書類を提出すれば、学生ビザを無事に取得することができます。

  • 学生ビザ申請書が全て正確に記入されていること
  • ビザ申請料の支払い
  • 申請者のパスポートの顔写真、個人情報ページのコピー
  • 入学証明書または入学案内レター
  • 十分な資金力があることの証明
  • 健康保険
  • 英語能力テスト
  • 犯罪経歴証明書
  • 最近のパスポートサイズの写真4枚

学生ビザでオーストラリアへ渡航

申請に要する時間は、大半の場合4週間程度です。学生ビザが承認されれば、授業開始日の90日前からオーストラリアに入国することが可能になります。オーストラリアに入国したら、教育機関に居住地の住所を知らせる必要があります。

各手順や要件をよく確認し、手続きに関して疑問や質問がある場合はオーストラリア大使館に相談するようにしましょう。

オーストラリアの滞在が短期間の場合、オーストラリアETA(イータス)やeVisitorの申請資格があるかどうか確認してください。

FAQ

オーストラリアの学生ビザを取得するために必要な条件は何ですか? Toggle faqs

学生ビザ申請には、以下の条件を満たす必要があります:

  • 学生ビザ申請書のすべての項目が記入されていること
  • パスポート、十分な資金があることを証明する書類、オーストラリアの教育機関からの入学許可書などの書類のコピー
  • 英語力の証明
  • 善良な人格を証明するもの(申請者の犯罪経歴証明書など)と、オーストラリアに一時的にのみ居住するという意思を証明するもの(GTE)
  • 必要に応じて追加書類を用意

さらに、申請者はビザ申請料など手続き費用を支払う必要があり、オーストラリア大使館での直接面接に出席するよう求められる場合もあります。

ビザが発給されたら、学生はビザの有効期間中は、ビザの条件を遵守しなければなりません。

オーストラリアの学生ビザの有効期間は? Toggle faqs

学生ビザの有効期間は、オーストラリアで留学するコースの期間に応じて決まります。通常、オーストラリアの学生ビザの有効期間は最大5年間です。

1年生から4年生までに在籍している小学生の子供には、一般的に最長3年間の学生ビザが発給されます。

ビザの有効期限は授業開始時からではないことを覚えておくようにしましょう。オーストラリアへの入国は授業開始日の90日前から可能です。

オーストラリアの学生ビザは一時的なビザです。有効期限が切れた場合、さらにオーストラリア滞在を希望する場合は新たにビザを申請する必要があります。

オーストラリアへの学生ビザの申請料金は? Toggle faqs

オーストラリアの学生ビザの申請料金はAUD620ですが、申請者の状況によって異なる場合があります。申請者によっては免除される場合もありますので、申請手続きを開始する前にビザの費用を確認するようにしましょう。

また、申請手続きの際には、最寄りのオーストラリア大使館への交通費や書類のコピーを取得する時に追加費用が発生する場合があることを予め留意ください。

短期滞在をご希望の方は、その他に申請資格があれば 申請料を抑えた違う種類のオーストラリアビザが最小限の提出書類でオンライン申請をすることが可能です。