旅行者としてのオーストラリアでのボランティア活動に参加

旅行者としてのオーストラリアでのボランティア活動に参加

オーストラリアでのボランティア活動は、バックパッカーや学生の旅行者などの間で社会貢献活動をしたいと思っている若い旅行者に人気の休暇の過ごし方です。

ボランティアには、人や動物、環境に関わるものなど、さまざまな機会があり、オーストラリアをよりリアルに体験することができます。

オーストラリアは、カンガルーのような有袋類を筆頭に、特有の動物が数多く生息している場所です。数多くの先住民族の文化、自然環境、そして多様な都市があるため、旅行やボランティア活動に最適な場所です。

外国人がオーストラリアでボランティア活動をするには?ボランティアはどんなことができますか?観光ビザやETAでボランティア活動ができますか?

オーストラリアでボランティア活動をするには

オーストラリアは、大陸全体をひとつの国が統治する世界でも唯一の国です。太陽の光が降り注ぐビーチや海岸、雪山、熱帯雨林、乾燥した砂漠など、多様な気候帯と自然環境があります。

オーストラリアの豊かな自然の中で、何か地球の為人の為に貢献できることをしたいと考える旅行者の多くが、ボランティア活動の場としてこの国を選んでいます。

海外からの旅行者は、一定の条件を満たしていればオーストラリアでボランティア活動をすることができます。

まず、オーストラリアに合法的に入国・滞在しており、有効な オーストラリアビザ を持っていることが必要になります。

次に、ボランティア団体への申請手続きを行います。自然保護に特化した内容のものが多く、国際的なボランティア活動の中でも最も人気があります。その他にも、様々な分野でボランティア活動を受け入れています。

オーストラリアではどのようなボランティア活動ができますか?

外国人旅行者ができるボランティア活動には様々なものがあります。そのほとんどが、保護活動やオーストラリアの野生動物や環境に関わる仕事です。

オーストラリアで動物と一緒にボランティア活動をしたいという方は、以下のような種類の保護ボランティア活動に参加することができます。

  • 病気や怪我をした野生動物のリハビリテーションや医療行為
  • 孤児となった動物の世話(ミルクボランティアを含む)
  • 海洋生物のリハビリテーション
  • カメの保護
  • 生態系の維持・保全への取り組み
  • 自然保護区での活動

コミュニティサービスを目的としたプログラムでボランティアをする機会もあり、高齢者や恵まれない子供たちなど、弱い立場の人々の為に働く機会もあります。

また、オーストラリアのイベント主催者の中には、特にチャリティ活動の場合イベントのステージをサポートしてくれるボランティアを募集している場合もあります。

その他、山火事の災害救助活動でも、ボランティアを募集しているところが多いです。避難者の支援、被害の修復、野生動物の保護など、さまざまな組織が関わっています。田舎の消防団自体もボランティアを受け入れているところもあります。

オーストラリアの火災被害にボランティアとして参加するにはどうすればいいですか?

深刻な山火事の際には、避難者の支援、消火活動の支援、絶滅の危機に瀕した野生生物の保護のためにボランティアが募集されます。

オーストラリアの山火事でボランティアは以下のようなものがあります:

  • ニューサウスウェールズ州の消防署で様々な援助活動
  • ボランティア団体BlazeAidで山火事の被災者のためにフェンスの再建
  • オーストラリア赤十字社でのボランティア活動
  • 救援活動のための寄付金の受付
  • 野生動物のリハビリテーション
  • ニューサウスウェールズ州の野生動物レスキュー団体WIRESで野生動物の救助と介護

オーストラリアでは、ボランティアにお給料が支払われるのですか?

厳密に言えば、ボランティアにはお金が支払われることはありません。ただし、食費や宿泊費など、一部の費用はボランティア団体が負担する場合があります。

eVisitor、ビジタービザ、またはETAを取得して入国しオーストラリアでボランティア活動を行う外国人は、ボランティアの対価を受け取らないことを確認する必要があります。これは、オーストラリアでの滞在許可の条件に違反することになるからです。

オーストラリアでのボランティア活動の条件

海外からオーストラリアに来た人が、オーストラリアでボランティア活動をするためには、一定の要件を満たす必要があります。

ビジタービザ、eVisitor、またはETAで訪問する場合、ボランティアは以下の条件を満たす必要があります:

  • 食費、宿泊費、自腹で支払った滞在費の払い戻しを除き、**報酬を得てはならない**。
  • オーストラリアへの訪問の**主な目的が観光**であること。
  • **渡航者によって自発的に行われたボランティア活動は、無償**でなければならない。

ボランティア活動は、有効な就労ビザを持っている場合にのみ作業に対する報酬を受け取ることができます。

オーストラリアでボランティア活動をするには年齢条件がありますか?

オーストラリアでのボランティアは、一般的に18歳以上であることが条件となっています。特に、危険な動物を扱うなど、リスクを伴う活動の場合には注意が必要です。

団体によっては、若年層のボランティアを認める場合もありますが、その場合は保護者の同意や特別な配慮が必要となります。11歳の子供を対象としたジュニア・ボランティア・プログラムもありますが、これは海外からの旅行者ではなく、地域社会を対象としたものが多いようです。

オーストラリアでボランティアをするには、どのようなビザが必要ですか?

外国人旅行者は、観光を主な目的とし報酬を受け取らないことを条件に、以下のようなビザや渡航認証を取得すれば国内でボランティア活動を行うことができます。

海外からの訪問者がオーストラリアで有給のボランティア活動を希望する場合は、代わりにワーキングホリデービザを申請すれば有給の仕事に就くことが可能になります。

eVisitorもETAも、オーストラリア当局が作成したオンライン申請書 に必要事項を入力することで、従来のビザよりも簡単に取得することができます。これらの渡航認証は、短時間で簡単に申請できオーストラリア渡航までにかかる時間を大幅に短縮できます。

eVisitorは、オーストラリアと相互協定を結んでいるヨーロッパの多くの国の旅行者が対象で、ETAは日本を含む世界の一部の国の国民が対象です。

オーストラリアビザ申請の要件を確認して、必要書類を確認するようにしましょう。

前の記事 次の記事 >>