オーストラリアの税関規制:オーストラリア入国前に申告すべき項目

ワクチン旅行オーストラリア

オーストラリアに入国する外国籍の方については、移民規制および税関規制を遵守する必要があります。つまり、有効な オーストラリアのビザを保持し、その条件をよく理解すると同時に、必要に応じて、正確な内容でオーストラリアの税関申告を行うことが必要です。

オーストラリアは地理的に孤立しているため、この地域の動植物はオーストラリア固有の環境の中で生息しています。 オーストラリア国内の生物の多様性は繊細で、そのバランスを乱す可能性のある外来種 (病害虫、病気など)から生物を保護するために、特別な対策が必要になります。

オーストラリアの検疫審査が他の国よりも厳しく、持ち込み禁止品目のリストが長いのは、オーストラリア国民の健康と安全を守るためでもありますが、生物多様性の保護も理由の1つです。

この記事では、オーストラリアへの入国を計画している旅行者向けに、オーストラリアの税関での申告内容や禁止事項など、役立つ税関情報を提供しています。

オーストラリアに持ち込める食品は、何ですか?

ほとんどの食品については、オーストラリア着陸前に国際線の乗客に提供される入国カードに記入し、申告する必要があります。これらの食品は、バイオセキュリティ担当者によって検査され、持込許可または没収の決定が下されます。オーストラリアの税関に申告する必要のある食品のリストは、次のとおりです:

  • 人間による消費を目的としたチーズやバターなどの**乳製品**。商業用に製造・包装されていることが必須。持ち込みは10 kgまで。
  • 人間による消費を目的とし、商業用に製造・包装された**魚製品**の缶詰・乾燥物・燻製。持ち込みは5kgまで。
  • 人間による消費を目的とし、商業用に製造・包装された**蜂蜜製品**。
  • 商業用に包装された**ジュースやソフトドリンク**。
  • 冷蔵が不要で**未開封の肉製品の缶詰。**
  • 商業用に製造・包装された**植物由来材料のみを含む米・パスタ・麺類**。
  • 商業用に製造・包装された特定の**ナッツ類**。
  • 缶詰または無菌包装にされた**特定の保存用の果物や野菜**。ジャム、チャツネ、ピクルスが含まれる場合あり。
  • 商業用に製造・包装された**ソースやカレーペースト**。ケチャップ、醤油、チリソース、ピーナッツソースが含まれる場合あり。
  • 商業用に製造・包装された未開封の**乾燥ハーブ**(お茶や煎じ茶を含む)や**スパイス**。
  • 旅行者の出発地ごとに定められた免税制限を超えない範囲の**アルコールやタバコを含む免税品**。

一部の食品は、税関を通過できません。オーストラリア当局が渡航者の荷物などから禁止品目を発見した場合には、没収・破棄され、弁償はされません。以下は、禁止品目の一例です:

  • ハム、ベーコン、ソーセージ、サラミなどを含む、缶詰にされていない加工肉。
  • 機内で提供された食べ物や飲み物。
  • 生の果物や野菜。
  • 自家製の料理、ケーキ、塩漬け肉など

一部の食品については、オーストラリアの指定する条件を満たしている場合にのみ、持ち込みが許可されます。つまり、税関規制を順守している場合には、旅行者が以下の食品を税関に申告する必要はありません。以下は、その一例です:

  • 商業用に製造・包装された未開封の**コーヒー**。
  • 商業用に製造・包装された **チョコレート、菓子、ビスケット、およびケーキ**。

オーストラリアへの処方薬の持ち込みは、許可されていますか?

旅行者はオーストラリアに処方薬を持ち込むことができますが、一定の制限があります:

  • **すべての医薬品を申告する必要**があります。申告すべきかわからない場合には、すべての品物を申告しておけば、どんな場合でも法律を遵守し、罰金を回避することができます。
  • 英語で書かれた**処方箋またはた医師のメモを提示**し、その薬が医薬品を所持する本人に処方されたことを証明する義務があります。
  • **一部の物質については**、持ち込む場合にオーストラリア薬物規制局の許可が必要です。ステロイド、サリドマイド、ヨヒンベ、妊娠中絶薬などが、これに含まれます。

オーストラリアに動物やペットを連れていく場合

生きた動物を連れて行きたい旅行者の方は、いくつかの制約が適用されることにご注意ください。これは、外国の動物やペットに由来する害虫や病気のリスクがあるためです。

猫、犬、馬は、一部の国からのみ持ち込みが許可されています。持ち込まれる国によって、持ち込み条件や検疫期間が異なります

特定の種のウサギや鳥は、ニュージーランドからの持ち込みのみが許可されています。

ペットフードについては、皮ガム、豚の耳、ビスケット、キブル、缶詰のペットフード、ペットジャーキー、ペット用の「チョコレート」ドロップなどを持ち込む場合、オーストラリアへの持ち込み許可が必要です。

上記は、旅行者が規制品目を携帯して国境を越えようとする際に従う義務が発生する一連の一般的規則です。 オーストラリアETA(イータス) が付与された外国人および海外からの旅行者は、罰金を回避するために、 制限対象となる品目について詳しい情報を事前に入手しましょう。

次の記事 >>